鹿沼ぶっつけ秋祭り!(2015.09)
未曾有の大雨により多くの市民の皆さんが被害に遭われ、日常生活を取り戻すため、懸命に努力をされているとともに、市としましても、現在、全力をあげて復旧作業に取り組んでいます。
また、祭りに関係する各町の若衆の皆さんも積極的にボランティア活動に参加されていると聞いています。
このような状況の中で、「鹿沼ぶっつけ秋祭り」の日程が迫り、市民まつり開催についての実行委員会役員会では、開催か中止かを決定するため、協議を行いました。
その中では、被災された皆さんが置かれた状況や、ボランティアに参加されている方々の気持ちを考え、中止すべきとの意見がありましたが、様々な角度から検討した結果、10月10日・11日の「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」にあわせ、11日の実行委員会の主催する「市民まつり」を開催することになりました。
今年は、鹿沼を含めた33件の国指定重要無形民俗文化財のお祭りが「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコ無形文化遺産の登録を目指していることから、例年以上に様々なメディアに取り上げられております。
多くの被災者がおられる一方、鹿沼の顔ともいえる彫刻屋台を楽しみにしている全国のお客様も数多く、祭り本来の意味と先人たちが祭りにこめた願いを今後に引き継いでいきたいと考えております。
開催にあたりましては、募金活動などの支援活動を盛り込みながら、花火を中止するなど、内容を一部変更するとともに、被災された皆さんや、多くの市民の皆さんの思いを重く受け止め、その思いにどれだけ寄り添うことができるのか、これから詳細を検討いたします。
今年繰り出される屋台の数は23台でありますが、多くの皆さんにお越しいただくことが、鹿沼市民全体の日常生活を取り戻すための契機となることを期待しています。
担当課・問い合わせ先
観光交流課/0289-63-2303