鹿沼市の農産物
米
圃場整備事業の進捗と共に、大型機械による栽培体制が確立し、営農集団と(有)農業生産法人かぬま等による水稲受託栽培は、作型が早植と晩植に区分される地域特性を生かし、品種構成を工夫しながら順調に伸びてきています。 また、無人ヘリコプター防除の実施、カントリーエレベーター2基(市、JA)の設置等、生産出荷体制を強化しています。
園芸作物(野莱、花き花木、果樹)
市では東部畑作、中南部水田地帯を中心に園芸作物の生挙が盛んで、その農業租生産額は全体の約50%を占め、県内有数の園芸産地を形成しています。
野菜は、数多くの作物が生産され、中でもいちごは促成栽培による「とちおとめ」の早出型出荷、にらは周年出荷体制が確立し、共に全国有数の産地を形成しています。
花きは、鉢物はアジサイ、シクラメン等を中心に、切花のバラ、ゆり、菊類、生産され、花木類は全国的に有名なさつきが市内全域で生産されているほか、緑化木も県内有数の規模を誇っています。
果樹は、堆児還元による土づくりを重視した日本なしや、りんごが東部畑作地帯を中心に生産されていますが、生産農家が隣接していることなどから、国・県道沿に直売所が開設し、果実や野菜、農産加工品等を直売しています。
その他の作物
特用作物の生産が西北部中山間地帯を中心に盛んで、特にこんにゃくいもは『鹿沼こんにゃく』としても有名で、この地域の農業生産の中で面積、生産量、生産額共に大きなウエートを占めています。 また、現在では全国的にも珍しい麻(無毒麻「とちぎしろ」)を栽培しており、生産量と品質ともに日本一であることや、茶が栽培され、生薬生産から加工(緑茶)まで農家が一貫して行い『鹿沼茶』の名で販売されています。 加えて、各地域のむらづくり運動の中で、自然食品として注目を集めているそばの栽培が 増加し、その面積は県内上位を誇ると共に、地粉のそばとして「農村レストラン」等でも味わうことができます。
畜産
乳用牛、肉用牛、豚、鵜、ブロイラーが飼育されており、その経営は多頭数飼育の傾向 をしめしてはいるが、飼養農家戸数は減少傾向にあります。 乳用牛は、低コスト、高乳質生産のため、租飼料生産を高め、効率的な経営の准進と、優良乳用牛群青戌に努めています。 肉用牛については、肉質の良い大型牛育成に力を入れており、その品質については「かぬま和牛」として高い評価を得ています。 豚については、繁殖一貫経営が主で規模拡大が図られている。