ビスクドールと絵画の駅【アトリエおーはし】
こんにちは!ひかるこです。
早速ですが…
鹿沼市には、市民や観光客などが気軽に立ち寄り、地域の情報などを得られる交流の場「まちの駅」がたくさんあります。その設置数は100を超えており、全国1位の多さなのです!
皆様はご存じでしたか?
今回は、そんなまちの駅の1つでもある“ビスクドールと絵画の駅 アトリエおーはし”さんをご紹介します。
アトリエおーはしさんは、今から約22年前に建てられました。
オープンされたのは約20年前。
大橋登美子(おおはしとみこ)さん、息子さんの大橋ふみのりさんの2人で経営されています。
建ててから1年間は場所を無料で貸し出しており、さまざまな作家さんが個展を開いていたそうです。
当初、ふみのりさんはフランスの美術学校へ留学しており、登美子さんが織物やブローチ、ステンドグラス作り、絵画などを教えていました。コロナ禍前は、「手作り展」を行っており、70名ほどの作家さんが集まって、展示・販売を行っていたとのこと。
現在はコロナの影響もあり、展示や販売会は見送られていますが、織物や木の実を用いた額縁作り、ブローチ作りなどの教室を開催しています。鹿沼だけでなく、日光や壬生など市外から通う方もいらっしゃるそうです。
また、社会福祉法人希望の家へ月に1回、押し花をシールにしてはがきに貼ることやキーホルダーに押し花を入れるなど、さまざまな手作り作品を教えているそうです。この活動は12年にもなるのだとか…!
そして、ふみのりさんは個展を開いたり、毎年秋にパリで開催されている「サロン・ドートンヌ」という展覧会に会員として作品を送っているそうです。
他にも東京自由が丘のギャラリーや、渋谷のBunkamuraなどで毎年展覧会を開いたり、前橋や自由が丘のよみうりカルチャーに教えに行ったり、たくさんの活動をされています。素晴らしいですね!
アトリエおーはしさんにもさまざまな作品が飾られており、個性豊かな作品に目を奪われます。
今回、登美子さんの作品の作り方を数点教わりましたので、紹介させていただきます。
まずは、ビスクドールです。
ビスクドールは焼き物なので、1年に1、2個しか作れない貴重なもの。
顔だけで窯に5回も入れる必要があります。磁器と同じで何度も焼きます。
眉や頬紅など、色によって最適な温度が異なるそうです。愛情あふれる作品になりますね!
次に、この素敵なブローチです。
これらは、さまざまなステンドグラスの欠片を組み合わせて作られています。
左の作品は銅のテープや金箔、針金なども用いられており、さらにゴージャスな作品ですね。
窯で焼き、4時間ほど冷ますとすぐ完成できるそう。誰でも簡単に体験できるとのことです。
自分の好みの色、形で世界に一つだけの作品が作れるのは貴重な経験!とても素敵ですよね。
最後に、シルクの染物です。
(左)「夏はぜ」というブルーベリーの小さいもののような実を、ミキサーで砕き、そこに浸けるとこのような色に染まります。
(右から2つ目)外で育てている「藍の葉」をミキサーで砕き、絞った液に浸けるとこのような鮮やかな青に。
(右)「ブルーベリー」も同じように浸けると、このような柔らかいくすみピンクになります。
シルクなので、とても綺麗に染まりやすいようです。
自分の感性で、オンリーワンの作品を作り上げる喜びは、既製品にはないものではないでしょうか 。
ゆっくり時間が流れているような落ち着く空間、たくさんの作品に囲まれたとても素敵な場所です。
ぜひアトリエおーはしさんに気軽にお立ち寄りください!
【アトリエおーはし】
営業日:日・月・火・水曜日13:00~18:00
住 所:鹿沼市泉町2446-15
電 話:0289-65-6559(体験のご予約はこちら)
【参考掲載】
大橋ふみのりさんホームページ:https://fuminori-ohashi.jimdofree.com/
大橋ふみのりさんYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCQXqaYVfSNS-RWMRCsRYsxQ
ライター ひかるこ