知っているだけで味方になれる!HTLV-1のこと
大切な人のために、まず知ることから始めませんか。
周りの方が正しい知識と思いやりをもって寄り添うことが大切です。
啓発マンガ(厚生労働省より)(pdf 5.38 MB)
詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
HTLV-1とは
HTLV-1(エイチ・ティー・エル・ヴイ・ワン)…ヒトT細胞白血球ウイルス1型です。- 主に血液の一種であるリンパ球(T細胞)などに感染します。
- 日本で約71.6~82万人の方が感染していると推定されています。
- 感染しても自覚症状がなく、数十年と潜伏期間が長いため、感染しているかどうかは検査をしないとわかりません。
- 感染者の約5%にHTLV-1関連疾患が発生することがあります。
- 感染力はとても弱く、咳やくしゃみでは感染しません。
- 主な感染経路は、母子感染と性感染です。
HTLV-1関連疾患とは
主に3つ(血液、神経、眼の病気)が知られています。血液の病気(成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL))
- 感染したリンパ球(T細胞)ががん化する病気です。
- 感染者が生涯で発症する危険性は約5%です。
- 40歳を超えるまではATLはほとんど発症しません。
- 治療法は骨髄移植などがあります。
神経の病気(HTLV-1関連脊髄症(HAM))
- 歩行障害や排尿障害を引き起こす脊髄の病気です。
- 感染者が生涯で発症する危険性は0.3%です。
眼の病気(HTLV-1関連ぶどう膜炎(HU))
- 眼球内のぶどう膜に炎症が起こり、視力が低下する病気です。
- 有病率としては、感染者の約0.1%にHUが認められます。
- 薬による治療が可能です。
詳細は厚生労働省ホームページをご覧ください。
検査
- 妊娠中の方は妊娠30週までに行われる妊婦検診の中にHTLV-1に対する抗体の検査が組み込まれています。
- 保健所でHTLV-1に対する抗体の検査を実施しています。実施状況は保健所にお問い合わせください。
- 医療機関でも検査が可能ですが、自費で行われる場合があります。詳しくは医療機関にお問い合わせください。
リーフレット(厚生労働省より)(pdf 3.03 MB)
掲載日 令和4年3月9日
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