みなさんこんにちは。

 

つい先日、5年ぶりに鹿沼秋まつりが開催されました。

 

中止になってしまった1年前は、麻苧町（あさうちょう）の皆さんが麻苧町屋台の解体作業を行っていたので、特派員記事に書かせてもらいました。

(私が所属している日吉囃子保存会は麻苧町の屋台に乗っています。)

■特派員記事はこちらから

 

▲2022年10月9日 麻苧町屋台解体風景

 

その後の組み立て作業も取材しましたが、これまでの歴史や彫刻屋台やお祭りに携わっている人達の思い入れなどを聞いたら、「次こそは鹿沼秋まつりをやりたい！」「麻苧町の屋台に乗りたい！」と思う気持ちが更に高まりました。

 

▲2023年2月12日 麻苧町屋台組み立て風景

 

▲お囃子の練習も少しずつ再開した2023年春から初夏頃。

(日吉囃子保存会練習場にて)

 

今年は何となく鹿沼秋まつりが実現するのでは？と、期待と共に日々練習に打ち込みました。

 

そして2023年9月9日鹿沼秋まつり事前の行事である

ぶっつけ(仮屋台奉納行事)が無事行われました。

 

▲9月9日ぶっつけ(仮屋台奉納行事)

この行事は、今宮神社に繰り込み、例祭に屋台を出す意思を表すものです。

 

 

そして、念願叶って令和5年10月7日、8日に鹿沼秋まつりが開催されました。

今回は、鹿沼秋まつり参加3度目の私が、お囃子で参加している目線から鹿沼秋まつりの流れをご紹介します。

(鹿沼秋まつりの経験値が少ない私の目線のため、至らない面が多々あります事をご了承いただけると幸いです。)

 

まずは、10月7日午前8時から、麻苧町会所前にて出発式です。

▲麻苧町の方達と日吉囃子保存会

 

まず、挨拶を交わし出発の準備をします。

▲ 8時30分屋台蔵前に集合し、

これから麻苧町へ町内曳き回しをします。

 

▲お囃子の音色と共に、屋台が進みます。

 

道路の中心でキリン(彫刻屋台を方向転換すること)をかけて進行方向に向けます。

お囃子の方々は、屋台の後についていく準備をしています。

 

進行方向を向いたら、いよいよ出発です！

 

町内の細い道路などを巡ってから、古峯原宮通りへ。

ここから今宮神社表参道へ向かいます。

 

この頃には、交通規制が始まり鹿沼市街の一部が通行止めとなっていました。

(午前9時から午後10時まで)

▲鹿沼秋まつり公式サイトより引用

 

▲ 通行止めになった例幣使街道の様子。

この光景を見るのも久しぶりです。

 

石橋町交差点から待機場所に向かいます。

▲待機場所から、一番町の蓬莱町さんの屋台迎え入れを行います。

 

▲午前11時下組集合定位置に着きます。

 

下組とは？

鹿沼秋まつりは今宮神社の例祭で、今宮神社の氏子町は四つの組に分かれています。

上組、下組、田町下組、田町上組があり、

今回の一番町の蓬莱町の他に、麻苧町含めて七町が下組に所属しています。

詳しくは鹿沼秋まつり公式サイトをご覧ください。

 

■鹿沼秋まつりホームページ 

 

いよいよ今宮神社に向けて出発します。

途中、鹿沼秋まつり本部前で屋台の紹介を受け、今宮神社表参道入り口に向かいます。

▲ 今宮神社表参道を進み、

12時46分今宮神社鳥居前に到着

12時54分今宮神社境内へ繰り込みます(麻苧町は5番目)

 

今宮神社境内に到着後、定位置に彫刻屋台を置きます。

他の屋台は、その間繰り込みを続けています。

今宮神社鳥居前は、観客で賑わっていました。

こちらで待機していると、全町の彫刻屋台が見られます。

 

全町繰り込み後に奉告祭を行います。

奉告祭終了後、順次お囃子を入れ提灯の明かりが灯り始めます。

 

綺麗ですよね。

この時の澄んだ空気に、夕暮れの空、たくさんの提灯に少しずつ明かりが灯り始めた光景が忘れられません。

 

手打ち式を行い、今宮神社内から繰り出します。

 

▲彫刻屋台は、順番に繰り出しをします。

 

繰り出したら、今宮神社表参道を進みます。

その後、各組ごとのぶっつけに備えます。

 

ぶっつけとは？

「ぶっつけ」には2つの意味があります。
ひとつは、交差点などで2台以上の彫刻屋台が向かい合い、お囃子の競演を行うことです。
お囃子を激しく演奏し合い、調子を狂わせず演奏することを競うもので、このとき周囲では提灯や歓声などで囃（はや）し立てます。

 

▲ 下材木町交差点へ移動中の屋台

 

19時麻苧町は下組7町とまず下材木町の交差点でぶっつけをしました。(写真下)

 

19時45分石橋町交差点で下組7町とぶっつけです。(写真下)

 

その後20時20分、まちの駅・新鹿沼宿南口にて3町とぶっつけを行った後、

町内曳き回しをして屋台蔵に戻り1日目終了です。(21時15分)

 

 

いかがでしたか？

今回は、お祭りに出ている目線から流れをお伝えしました。

 

彫刻屋台を運行してくれている麻苧町さん、屋台に乗せてもらっている日吉囃子、それぞれの目線もまた違います。

そして、外から見る観客の皆さんからの目線もまた違ってくるでしょう。

 

色々な視点でこのお祭りが見られたらいいな...

そんな思いで書いた今回の特派員記事でした。

▲ 東洋水産から発売された鹿沼秋まつりバージョンまるちゃん。

皆さんはスーパーやお店で見かけることが出来ましたか？

栃木県、限定発売だそうです。

 

それでは、1日目の記事はここまで。

2日目の記事をお楽しみに！

 

 

ライター  mari.mari