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政治倫理審査会

鹿沼市議会議員の倫理に関する条例

本市議会では、議員が市民全体の奉仕者として政治倫理の向上に努め、常に良心に従い自己の利益を図ることなく誠実かつ公正にその職務を遂行することを促進し、もって清潔で民主的な市政の発展に寄与することを目的とし、「鹿沼市議会議員の倫理に関する条例」を制定しています。
この条例に基づき、審査請求書が議長に提出され、政治倫理審査会が設置されましたので、その結果をお知らせします。
 

政治倫理審査会の結果

令和7年4月18日付審査請求について

(審査対象議員)舩生雅秀議員

(審査請求者)大島久幸議員、横尾武男議員、舘野裕昭議員

(審査請求対象となった事由)

令和7年4月11日、舩生雅秀議員が自己の飼い犬に関し、SNS(Threads)に、動物の虐待とも取れる記載内容を投稿したことについて

(審査結果)

4月25日に審査会が設置され、3回にわたる審査をした結果、「審査請求は条例に基づく審査請求に適する」と判断され、違反する行為の有無については、条例第3条第1号の「市民全体の代表者として、その品位又は名誉を損なう一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」に違反していると認められました。

(対応措置)

違反行為があると判断されたため、対応措置について審議した結果、全会一致により「本会議議場において、舩生議員からの陳謝が必要である」ことと決し、6月17日に審査結果報告書を議長へ提出いたしました。

議長は条例に基づき舩生議員に「本会議場での陳謝」を求めました。

6月23日、6月定例会の最終日の本会議において、舩生議員からの申し出を議長が許可し、「本会議場での陳謝」が行われました。

(陳謝の概要)

私の今回の行為は、動物に対する深い愛情と尊厳を欠いたものであり、これにより多くの市民の皆様にご心配をおかけし、不快な思いをさせてしまったことを深く反省しております。

今後私は、自らの行動を改めるとともに、動物福祉の向上に向けた取り組みに全力を尽くすことを約束いたします。具体的には、関連する法律や規範を厳守し、動物に対する適切な対応を学び、実践していくとともに、動物福祉に関する啓発活動にも積極的に参加してまいりたいと思います。更には、SNSの使用方法についても深く反省し、公人として責任を持った情報発信をしていくよう心がけてまいります。

最後に、私の行為によりご迷惑をおかけしたすべての方々に改めて深くお詫び申し上げます。市議会議員としての責任を果たすべく、信頼回復に向けた努力を続けていく所存です。大変申し訳ありませんでした。
 

 

pdf報告書(令和7年4月18日審査請求について)(pdf 208 KB)

pdf謝罪文(pdf 81 KB)

令和5年3月9日付審査請求について

(審査対象議員)市田登議員

(審査請求者)鰕原一男議員、橋本修議員

(審査請求対象となった事由)

鹿沼市公共施設等民間提案制度に関し、令和4年5月9日開催の民間提案制度評価委員会に、(株)アーリスの取締役として出席していたことについて。

(審査結果)

3月20日に審査会が設置され、2回にわたる審査をした結果、「審査請求は条例に基づく審査請求に適さない」と判断されました。

 

pdf委員長報告(令和5年3月9日審査請求について)(pdf 136 KB)

 

令和5年3月23日付審査請求について

(審査対象議員)加藤美智子議員

(審査請求者)鈴木毅議員、橋本修議員

(審査請求対象となった事由)

「ひまわり食堂への助成金返還を求める陳情」、「一般社団法人こども未来の文化活動交流館使用許可取り消しと赤い羽根共同募金助成の報告調査を求める陳情」が令和5年3月20日本会議で採択された件について。

(審査結果)

3月29日に審査会が設置され、4回にわたる審査をした結果、「審査請求は条例に基づく審査請求に適する」と判断され、違反する行為の有無については、条例第3条第1号の「市民全体の代表者として、その品位又は名誉を損なう一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」に違反していると認められました。

(対応措置)

違反行為があると判断されたため、対応措置について審議した結果、「本会議場において、謝罪を含めた説明が必要である」と判断されました。

その後、5月24日に審査会の結果報告書を議長に提出し、議長は条例に基づき加藤議員に「本会議場において、謝罪を含めた説明が必要」を求めました。

6月19日、6月定例会の最終日の本会議において、加藤議員からの申し出を議長が許可し、「謝罪を含めた説明」が行われました。

(謝罪を含めた説明の概要)

子ども食堂の代表との連絡が途絶えてしまい、報告書を提出できないなど、副代表としての役割を果たしていない点、責任を果たせなかったことについて、深く反省しています。また、赤い羽根助成金事業の報告書に間違った記載があり訂正を行う事となり、結果的に虚偽の記載となり、大変申し訳なく思っています。

 

pdf委員長報告(令和5年3月23日審査請求について)(pdf 174 KB)

 

令和5年3月30日付審査請求について

(審査対象議員)鈴木毅議員

(審査請求者)横尾武男議員、阿部秀実議員

(審査請求対象となった事由)

時効取得を理由とする農地の取得が農地法違反として、鹿沼市農業委員会より登記抹消を求められた事件について。また、公正証書原本不実記載の疑いがあることについて。

(審査結果)

4月14日に審査会が設置され、3回にわたる審査をし、「審査請求は条例に基づく審査請求に適する」と判断されました。その後、会議を開催しようとしたところ、出席委員が2/3に達しなかったため4度流会となり、条例で定める審査期限に達しました。

 

pdf委員長報告(令和5年3月30日審査請求について)(pdf 139 KB)


掲載日 令和7年6月25日
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