RPAの導入について
1.RPAとは
Robotic Process Automationの略称で、人間がパソコン上で行っている作業をソフトウェアで作られたロボットを使って自動化させる仕組みをいいます。RPAを活用することで、これまで人間が行っていた「定型作業」を夜間に自動実行させるなど、業務の効率化だけでなく、働き方の最適化が可能となります。
また、行政は、様々な都合上、紙文書の取扱件数が多いため、紙文書に記載された文字をAIを使ってデータ化するAI-OCRとRPAとを組み合わせることにより、活用の範囲と効果を拡大することが可能となります。
2. 本市におけるRPA導入の狙い
鹿沼市におけるRPA導入の狙いは、次に掲げるとおりです。(1) 定型作業の自動化により獲得した時間を、政策形成、市民応対、業務改善等に充てること。
(2) 本市の職員が、自らの手でデジタルを活用し、成果を実感することで、地方公共団体のDX化に必要とされる業務分析、課題の把握、解決策の立案その他の知識経験を取得すること。
(3) 定型作業に要する時間的コスト及び金銭的コストを削減すること。
3. 本市におけるRPA導入の手順
鹿沼市は、毎年度、次に掲げる作業を繰り返し、定量的な導入効果を把握することにより、RPAの導入範囲を拡大していこうと考えています。(1) 職員への説明会の開催及びRPA導入業務の募集
(2) 応募業務へのヒアリング及び想定効果の算出
(3) 当年度RPAを実験導入する業務の選択
(4) 業務の詳細ヒアリング、設計、シナリオ作成、仮運用等の実施
(5) 各業務におけるRPA導入効果の測定
(6) 次年度RPAを本導入する業務の選択
4. 令和3(2021)年度の取組
令和3(2021)年度にRPAを実験導入する業務は、次のとおりです。業務の名称 | 業務の概要 | 担当課 |
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市県民税特別徴収の異動届入力 | 特別徴収に係る従業員の異動データをシステムへ登録 | 税務課 |
市税等振替口座の入力 | 市税等引落口座のシステムへの登録 | 納税課 |
口座振替依頼書のPDF化 | 口座振替依頼書のPDF化及びインデックス化による業務の効率化 | 納税課 |
市税等還付口座の入力 | 市税等還付口座のシステムへの登録 | 納税課 |
業者登録情報変更届の入力 | 競争入札参加業者に係る異動データのシステムへの登録 | 契約検査課 |
マイナンバーカードの発行 | 紙文書等による申請内容のシステムへの登録 | 市民課 |
障害者医療費助成におけるデータ入力 | 紙、PDF等により受領する診療費データ等のシステムへの登録 | 障がい福祉課 |
医療費助成における償還払の入力 | 申請書記載内容のシステムへの登録 | 子育て支援課 |
医療費助成における異動処理等の入力確認 | 申請書記載内容が適切にシステムに登録されているかの確認 | 子育て支援課 |
掲載日 令和3年9月21日
更新日 令和4年1月28日
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