本市の将来を担う中学生に戦争の悲惨さと平和の尊さを学んでいただくことを目的として、今年度も、市内の中学3年生を「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」等へ派遣する広島平和記念式典派遣事業を実施します。

この事業は、戦後50年を迎えた平成7年に平和都市宣言を行い、この2年後の平成9年から実施しており、今年で25回目となります。

今年は8月5日から7日にかけて、市内の中学3年生20人を広島市に派遣し、広島平和記念式典に参列するほか、G7で各国の首脳が訪れて注目された平和記念資料館への訪問や被爆体験講話学習を行います。

昨年度は、県内のほとんどの市町が派遣を見送る中、本市は栃木県を代表するように中学生を派遣し、さらに、本市出身のノンフィクション作家である柳田邦男氏と派遣した中学生による戦争体験に基づく対話事業を行うなど、平和行政に積極的に取り組んでまいりました。

今年度も派遣終了後には、生徒が体験したことや感じたことを発表する報告会を8月23日に開催し、一般公開する予定です。