鹿沼市独自の制度として、平成29年度にスタートし、好評をいただいている「いちご」「にら」の新規就農研修制度でありますが、令和6年4月からの新たな研修生を本日から募集いたします。この制度により、これまでに14名が就農しております。そのうち半数以上が市外からの移住者で、地域に定着し、活躍されております。こうして活躍される新規参入者や後継者がいることが、産地としての本市の高い評価に繋がっております。

市内外を問わず、今後も品質の高い作物を生産する鹿沼の農業を背負っていく、やる気のある方を募集します。いちごの研修は、「出会いの森いちご園」での2年間、にらの研修は、市内の生産者による指導と、県の「就農準備校とちぎ農業未来塾」を併用して1年間、それぞれ基礎から一連の栽培技術を学ぶことができます。本市の研修制度は国の就農支援制度の対象となることに加え、設備費用の補助など就農時の支援が充実しております。

さらに、日本全国から新規就農希望者を募るため、来年度からは、県内初となる本市独自の取組みとして、研修生への移住支援を開始します。国の制度に基づく移住支援補助金は、東京圏から移住された方へ、単身で60万円、世帯で100万円、18歳未満の方がおられる場合、一人につき100万円を支給する制度でありますが、農業研修生を対象とした移住支援補助金は、県内では本市だけの取組であります。

さらに、国の補助金の対象とならない東京圏以外から移住された方についても、移住支援を行います。単身で移住した研修生には15万円、世帯で移住した研修生には25万円、18歳未満の方一人につき25万円を交付いたします。これは、関東初の取組であります。

市内外を問わず、「本気で農業で稼ぎたい！」という熱い想いを持った方を、お待ちしております。