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“川上澄生と音楽”に注目した初の展覧会(2023.8)
川上澄生美術館では、市制75周年記念・栃木県生誕150年記念事業として「川上澄生と音楽―声楽家を目指した青春」展を9月9日 土曜日から12月27日 木曜日まで開催します。
版画家として全国に知られる川上澄生ですが、若い頃は仲間たちとコーラスグループを結成し、声楽家の道を目指していました。この展覧会では、そうした川上澄生の音楽への関心が、どのように作品に反映されていったのかを紹介する展覧会です。
特に新たにわかったことは、川上澄生の音楽の素養が、まずは詩へと変わり、さらに詩が版画へと昇華される過程があること、また、文学者北原白秋と川上澄生が親しい関係にあり、北原白秋の詩や短歌から喚起されるイメージを絵に落とし込んでいたことが挙げられます。
このように川上澄生の作品を支えるもののひとつとして、音楽が非常に重要な役割を担っていたことを明らかにした初めての展覧会です。
会期中は、より展覧会を楽しんでいただくために「館長と楽しむ作品鑑賞会」や担当学芸員による講座を実施します。ぜひ、足をお運びください。
担当課・問い合わせ先
川上澄生美術館/0289-62-8272
掲載日 令和5年4月28日
更新日 令和5年8月24日
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