マダニに咬まれないように注意しましょう
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。(ダニ媒介感染症)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。感染症法では四類感染症に位置付けられています。
栃木県においても、令和7年8月8日に初めて県内の医療機関に入院中の茨城県在住の感染者の報告がありました。
その後、県内を推定感染地域とする重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者も報告されています。
予防方法について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を予防するためには・・・
ダニに咬まれないことが重要です!
野外で活動するときの注意点
草むらや山など、ダニが多く生息する場所に行く場合には、腕、足、首など肌の露出をできるだけ少なく、またダニが入り込む隙間のない服装をしましょう。
○首まわり:タオル等を巻くか、ハイネックの服を着用しましょう。
○腕:長袖の服と軍手や手袋を着用しましょう。
袖口は軍手や手袋の中に入れましょう。シャツの裾はズボンの中に入れましょう。
○足:長ズボンを着用しましょう。また、サンダルなどではなく、足を完全に覆う靴を着用しましょう。
ズボンの裾は靴下や長靴等の中に入れましょう。
それでもわずかな隙間から潜り込まれることがありますので、野外から戻った際は、次のことに心がけてください。
●衣類の表面にマダニがついていないか確認しましょう。
●体(特に脇の下、足の付け根、首、ひざの裏、脇腹、頭髪部など)を確認しましょう。
●入浴やシャワーによりダニが吸着する前に洗い流しましょう。
ディート(DEET)を成分として含む虫除けスプレーは一定の効果があるとされていますが、濃度や活動による発汗によっても流れ落ちることがありますので、補助的なものとして使用してください。
動物とふれあうときの注意点
散歩等で外に出た際に、ペットの体にマダニが付くことがあります。
そのままペットを家に入れると、家の中でマダニに咬まれる可能性があります。
ペットを家の中に入れるときは、マダニが付いていないかブラッシングをするなど確認するようにしましょう。
また、動物を触った後は、次のことに心がけてください。
●衣類の表面にマダニがついていないか確認しましょう。
●体(特に脇の下、足の付け根、首、ひざの裏、脇腹、頭髪部など)を確認しましょう。
●入浴やシャワーによりダニが吸着する前に洗い流しましょう。
啓発ツール(厚生労働省ホームページ掲載)
啓発ポスター:「マダニに注意ダニャン!!」(pdf 1.10 MB)
啓発ポスター:「今年もあなたの血を狙って奴らがやってくる!!」(pdf 5.95 MB)
リーフレット:「ダニ」にご注意ください(pdf 600 KB)
その他
マダニ対策、今できること | 国立健康危機管理研究機構(Japan Institute for Health Security:JIHS)(新しいウィンドウが開きます)(新しいウィンドウが開きます)
参考
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について─厚生労働省ホームページ
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A─厚生労働省ホームページ
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について─栃木県ホームページ