特別天然記念物「ニホンカモシカ」の保護と対応について
最近、市内各地でニホンカモシカの目撃情報が増加しています。山間部ばかりでなく住宅地や市街地においての目撃例もあります。
体長が1mを超すニホンカモシカを見かけたら、きっと驚かれることと思いますが、ニホンカモシカは人に危害を与える動物ではありません。
ほとんどの場合、人を見かけると山に帰っていきます。
自然環境の豊かな鹿沼市に住む特別天然記念物「ニホンカモシカ」の保護に、ご理解とご協力をお願いします。
二ホンカモシカについて
名称 | (国指定)特別天然記念物ニホンカモシカ |
分類 | 偶蹄目ウシ科ヤギ亜科カモシカ属 |
天然記念物の所在地 | 地域を定めず(栃木県ほか29都道府県)、中国地方を除く本州・四国・九州 |
指定年月日 | 特別天然記念物指定:昭和30年(1955)2月15日(文化財保護法) 〔天然記念物指定:昭和9年(1934)5月1日(史蹟名勝天然記念物法)〕 |
保護の歴史 |
日本固有の種として、昭和9年(1934)に天然記念物の指定を受けましたが、戦後の密猟等によって個体数が減少し、昭和30年(1955)に特別天然記念物に指定されました。 また昭和39年(1964)1月17日には、栃木県のシンボルとして県獣にも指定されています。 |
特徴 | オスもメスも体の大きさに差がなく、頭胴長約130cm、尾長約10cm、体高約75cm、体重約30~40kgになります。オスもメスも8~15cmくらいの角があります。体色は黒褐色や灰褐色が多いですが、個体差があります。 反芻(はんすう)性草食動物で、岩場や急斜面の斜面のある森林に好んで生息しています。主に早朝と夕方に採餌し、座り込んで休憩しながら反芻していることが多いです。(衰弱していると間違えやすい)。 人が山の中で仕事をしていると岩角などの見晴らしのよい場所に何時間も立ち、じっと見ていることがあります(動けなくなっているわけではない)。成獣の行動範囲は定まっており、定着性が強く、同じ場所でよく見かけることができます。 |
カモシカを見かけたら
- 近づかない。
- 逃げ道をふさがない。
- 立ち去る・見守る・驚かせない。
元気な場合 ⇒見守ってください |
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子どものカモシカのみの場合 ⇒見守ってください 保護しないでください |
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ケガや病気で動けなくなっている場合 ⇒見守ってください ⇒文化課文化財係に連絡 |
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死亡している場合 ⇒文化課文化財係に連絡 |
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掲載日 平成30年11月9日
更新日 令和6年2月6日
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〒322-0069 栃木県鹿沼市坂田山2-170(市民文化センター 3階)
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0289-62-1172
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