小松神社 本殿
名称
小松神社 本殿
(こまつじんじゃ ほんでん)
基本情報
江戸時代
指定
鹿沼市指定有形文化財(建造物)
指定年月日:平成10年2月27日
所在地・アクセス
鹿沼市久野1076
リーバス口粟野線「久野丁字路」下車、徒歩10分
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所有者
小松神社氏子
成り立ち・見所
小松神社本殿は、再三の火災にあいながらも、 その度に久野の人々の力により再建されてきました。現本殿は、慶応(けいおう)3年(1867)から明治元年(1868)にかけて再建されたものです。
一間社流造の本殿四囲には、総ケヤキで右胴羽目(どうはめ)に高砂(たかさご)の図で翁(おきな)と姥(うば)、 松と鶴亀のほか童子4人と日の出。裏胴羽目は天岩戸開きの図、左胴羽目に馬上の武将が3人の兵士を薙ぎ倒しているところが彫刻されています。さらに腰の部分は右側に 田おこし・代かき、裏側に田植え、左側に稲刈り・脱穀蔵入れの農耕図が時計回りに、生き生きと透かし彫されています。
この彫刻は、久我の 神山政五郎とその門人泰助正行、常吉政次の手になるものです。農家出身の政五郎61歳の作で、農民の苦労や喜びを的確に表現した力作です。
なお毎年10月の第3日曜には小松神社の例大祭があり、市指定の無形民俗文化財「天下弌関白流獅子舞」が奉納されます。この際には本殿も開かれるので、詳細に観察する事ができます。
掲載日 平成22年8月19日
更新日 令和3年5月26日
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