常楽寺 録事堂
名称
常楽寺 録事堂
(じょうらくじ ろくじどう)
基本情報
1773年 江戸時代
礼堂 桁行3間、梁行3間、入母屋造
祀堂 桁行2間、梁行3間、宝形造
指定
鹿沼市指定有形文化財(建造物)
指定年月日:平成16年5月17日
所在地・アクセス
鹿沼市下粕尾949
常楽寺
JR鹿沼駅より新鹿沼駅前経由リーバス口栗野線「粟野支所入口」下車(約30分)。さらにリーバス上粕尾山の神・馬置線に乗換え「宮沢」下車徒歩10分。
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所有者
宗教法人 常楽寺
成り立ち・見所
同寺に伝わる 「録事堂縁起」によれば、建久(けんきゅう)元年(1190年) に没した この地の医師中野智玄(のちの録事法眼)は、後鳥羽上皇の病気を治 し、また医術の奥義を究めるため、自分の娘を実験台にして死に至らせ、あるいは雷神を灸治(きゅうじ)し、川の流れを変えさせたなどの伝承があり、村人がその遺徳を 慕い霊像をまつったと されています。
録事堂は、桁行3間、梁行3間で正面に唐破風付きの向拝1間を付ける入母屋造(いりもやづくり)の礼堂と桁行2間、梁行3間の宝形造(ほうぎょうづくり)の祀堂の2棟からなるもので、建築年代は、建築様式や礼堂小屋内に残されている棟札から安永(あんえい)2年(1773)と推定されます。また元来別の2堂だったものを後年移築し、廊下でつなぎ、現状と したと考えられます。礼堂は江戸後期の特徴や当初材を良く残しているほか、祀堂は、3間の宝形造の屋根とするため、内部天井に特徴的な意匠を施しています。
掲載日 平成22年8月19日
更新日 令和3年5月13日
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