岩裂神社鰐口
名称
岩裂神社鰐口
(いわさくじんじゃわにぐち)
基本情報
貞治3年(1364)11月15日 南北朝時代
銅製鰐口
直径(両目間寸法)15.2cm/肩厚3.07cm/胴厚5.03cm/
銘帯向かって左に陰刻「貞治三年十一月十五日」
銘帯向かって右に陰刻「星宮金」
指定
鹿沼市指定有形文化財(歴史資料)
指定年月日:令和3年4月22日
所有者
個人蔵
成り立ち・見所
草久白井平に所在する岩裂神社の鰐口です。
鰐口としては、鹿沼市最古の紀年銘をもつ金石文資料です。鹿沼・日光地域に残る鎌倉~南北朝時代の鰐口と比較すると、その文様構成や形態は南北朝時代の特徴を示していて「貞治三年」の銘と合致します。
岩裂神社は鰐口の銘にあるように江戸時代以前は「星宮」大権現や「星宮」大明神と呼ばれ、日光を開山した勝道が厚く信仰した虚空蔵菩薩を土着の開拓神“岩裂神”の本地仏として祀っていました。鰐口の存在は草久白井平が日光山や山中で修行する修験者、鉱山・鉱脈の探索と開発に携わる人びとと深い係わりを有していたことを今に伝えます。
掲載日 令和3年5月25日
更新日 令和3年5月27日
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