小中学校再編(適正配置)のアンケート調査について
アンケート調査結果について
対象となる保護者や学校運営協議会委員の皆さまには、ご回答いただきありがとうございました。
2,136件の方にご回答いただき、集計結果がまとまりましたので周知いたします。
なお、調査結果については、学校再編計画の策定に活用し、鹿沼市の未来を担う子ども達の教育環境の充実のため、早期の学校再編を推進していきます。
小中学校の再編(適正配置)に関するアンケート調査結果(pdf 782 KB)
アンケートの実施にあたって
我が国の人口は平成20年12月をピークに減少に転じ、全国的に少子高齢化が進展している状況にあり、本市においても、近年の少子化の影響により小中学校の児童生徒数の減少と同時に学級数も減少する「学校の小規模化」が進んでいます。
小中学校では一定の集団規模が確保されていることが望ましいとされていることから、本市では、平成28年度に「鹿沼市小中学校適正配置等基本計画」を策定し、小中学校の再編(適正配置)を推進してきました。
市内全域において、出生数が予想を上回るペースで減少しており、今後も、継続して学校の適正規模を確保してくためには、学校再編計画(適正配置)の見直しが必要になっています。
市内の児童生徒数は大きく減少していきます。
市内の児童生徒数は、平成15年から令和5年の20年間で31.2%(3,060人)減少し、令和15年には、さらに30.4%(2,046人)の減少が見込まれております。
※調査年ごとに5月1日で集計
※令和10年以降に関する数値は、令和5年実績を基に、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」から減少率を算出し、推計しています。
文部科学省では、学校規模を次のとおり定めています。
学校規模 | 過小規模 | 小規模 | 適正規模 |
適正規模 ※統合特例 |
大規模 | 過大規模 |
---|---|---|---|---|---|---|
学級数 | 1~5 | 6~11 | 12~18 | 19~24 | 25~30 | 31以上 |
鹿沼市では、学校の適正規模を次のように定めています。
〈小学校〉6学級~18学級
〈中学校〉3学級(1学級16人以上、全校で48人以上)~18学級
※適正規模を超える学校を「大規模校」、満たない学校を「小規模校」として捉えています
※28.7鹿沼市小中学校適正配置等基本計画より
小中学校の規模・児童生徒数・学級数について(R5現在⇒R15見込み)
鹿沼市基準 の規模 |
小学校名 |
学級数 R5 |
児童数(人) |
中学校名 |
学級数 R5 |
生徒数(人) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
R5 | R15 | R5 | R15 | |||||
小規模校 |
池ノ森小 加園小 板荷小 南摩小 上南摩小 南押原小 楡木小 清洲第1小 清洲第2小 永野小 粕尾小 |
3 4 5 5 3 4 5 4 4 3 4 |
20 39 46 70 14 37 66 30 41 17 38 |
12 34 24 30 8 22 44 20 25 20 23 |
加蘇中 板荷中 南摩中 |
3 3 3 |
32 34 42 |
20 7 26 |
適正規模校 |
中央小 西小 北小 菊沢東小 菊沢西小 石川小 津田小 みどりが丘小 北押原小 みなみ小 粟野小 |
12 6 12 12 6 6 6 15 14 6 6 |
333 170 343 277 72 156 135 439 405 134 78 |
220 86 230 211 58 101 77 294 275 60 38 |
西中 北中 北犬飼中 北押原中 南押原中 粟野中 |
12 12 9 10 3 4 |
351 380 232 303 82 117 |
211 369 182 187 49 85 |
大規模校 |
東小 さつきが丘小 |
25 19 |
780 606 |
531 452 |
東中 | 24 | 815 | 657 |
合計 | 24校 | 189 | 4,346 | 2,895 | 10校 | 83 | 2,388 | 1,793 |
学校の再編(適正配置)による効果
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※27.1文部科学省(公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引き)より抜粋
学校規模ごとのメリット・デメリット
メリット ◇学習面 □生活面 △学校運営面 |
◇教育的な配慮を要する児童生徒を含め、一人ひとりに目が届き、きめ細かな指導が可能になる。 ◇意見や感想を発表できる機会が多くなるほか、体験的な学習や校外学習を機動的に行うことができる。 □様々な活動においてリーダーを務める機会が多くなる。 △余裕をもって施設を使えるほか、教材・教具が行き渡りやすい。 △児童生徒の家庭の状況、地域の教育環境などが把握しやすく、家庭的な温かい雰囲気の中で効果的な指導ができる。 |
デメリット ◆学習面 ■生活面 ▲学校運営面 |
◆集団の中で多様な考え方に触れる機会や学びあいの機会、切磋琢磨する機会が少なくなり、一部の子どもにクラス全体が影響を受けやすい。 ◆グループ学習や習熟度別学習など、多様な学習形態がとりにくい。 ◆運動会などの学校行事や音楽活動等の集団教育活動に制約が生じる。 ◆委員会活動やクラブ活動、部活動等の選択肢が限定されてしまう。 ■クラス替えが困難なため、人間関係や相互の評価等が固定化しやすい。 ■集団内の男女比に偏りが生じやすくなる可能性がある。 ■教員と児童生徒との心理的距離が近くなりすぎる。 ▲教職員数が少なくなり、一人に複数の校務分掌が集中しやすくなるほか、出張・研修等の調整が難しくなる。 ▲PTA活動等における保護者一人あたりの負担が大きくなる。 |
メリット ◇学習面 □生活面 △学校運営面 |
◇集団の中で、多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人ひとりの資質や能力をさらに伸ばしやすい。 ◇様々な種類の部活動等の設置が可能となり、選択の幅が広がる。 □豊かな人間関係の構築や多様な集団の形成が図られやすく、社会性や協調性、たくましさ等を育みやすい。 △多くの教員が在籍するためバランスのとれた教職員配置を行いやすい。 △PTA活動等において役割分担により、保護者の負担を分散しやすい。 |
デメリット ◆学習面 ■生活面 ▲学校運営面 |
◆児童生徒一人ひとりの把握が難しくなり、学校行事等において個別の活動機会を設定しにくい。 ■学年内・異学年間の交流が不十分になりやすい。 ■様々な個性や家庭環境等を抱えた児童生徒が存在し、多種多様なトラブルが発生しやすい。 ▲施設・設備の利用の面から学校活動に一定の制約が生じる場合がある。 ▲教員相互の調整や連携、保護者や地域との連携が難しくなりやすい。 |
※28.7鹿沼市小中学校適正配置等基本計画より
関連資料
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鹿沼市立小中学校適正配置等検討委員会の提言書(pdf 146 KB)【平成28年1月】
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鹿沼市小中学校適正配置等基本計画及び第1期実施プラン(pdf 1.42 MB)【実施プランの期間:平成28年~30年】
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第2期実施プラン(pdf 1.53 MB)【期間:令和元年~3年】
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第3期実施プラン(pdf 1.75 MB)【期間:令和4年~7年】