鹿沼デジタルアーカイブ「差上申一札之事(私共両人決而入込申間敷候ニ付)」
資料情報
所蔵(ID) | 個人蔵(神長信房家文書126) |
年代 | 江戸時代 |
資料名 | 差上申一札之事(私共両人決而入込申間敷候ニ付) |
作成者→宛先 | 疫病神→仁賀保金七郎他1名 |
備考等 |
解説
「疫病神の詫び証文」と呼ばれる江戸時代に作られた架空の内容を記した偽文書です。江戸時代の人びとは、悪い神が憑くことで病気になると認識していました。そのため、疫病神や疱瘡神が悪さを働かないと誓約した文書をお守りとしました。この文書は「2人の疫病神が旗本仁賀保家の江戸屋敷に侵入して、仁賀保家当主大膳誠善の五男金七郎に捕まって書いた」というものです。疫病神たちは(1)仁賀保家の屋敷には二度と侵入しないこと、(2)「仁賀保金七郎」と書かれた場所にも入らないことを約束しています。
参考文献
- 鹿沼市教育委員会事務局文化課編『災禍の祈り』(鹿沼市・鹿沼市教育委員会・(公財)かぬま文化・スポーツ振興財団、令和4年2月)
掲載日 平成30年7月30日
更新日 令和4年3月31日
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