銅製鰐口(今宮神社)
名称
銅製鰐口(どうせいわにぐち)
基本情報
1559年 戦国時代
鼓面縦径45.5cm・鼓面横径46.0cm・鼓厚21.2cm・撞座径13.0cm
指定
栃木県指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和33年(1958)4月25日
所在地・アクセス
今宮町1692(今宮神社社務所内)
JR鹿沼駅前「鹿沼駅前」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車50m
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所有者
今宮神社
成り立ち・見所
鰐口は社寺の軒下に吊(つ)るして、緒(お)を振って叩き、願いごとを祈ります。鼓面は銘帯(めいたい)、外区(がいく)、内区(ないく)、撞座(つきざ)の4区に分かれ、前面の銘帯に「日光山鹿沼今宮権現奉修造當上人法印賢意成就院(けんいじょうじゅいん)敬白」(右回り)、「永禄(えいろく)二年一月八日大旦那御留守昌歆(しょうきん)」(永禄2年=1559 左回り)、背面銘帯に「鈴中安穏 諸人快楽 如斯 大工岩本兵庫助」(左回り)、「壬生下総守綱長(みぶしもうさのかみつななが)」(右回り)と陰刻されています。撞座は二重圏の中に蓮華文(れんげもん)が陽鋳されています。肩の左右に鉄製の吊金具(つりかなぐ)がついた一対の耳があり、目は大きくやや斜め上方に突き出しています。銘にある壬生綱長は壬生氏系図中には見当たりません。御留守とは当時の日光山の宗務一切を執行していた権別当(ごんべっとう)職のことです。昌歆(しょうきん)は天文(てんぶん)12年(1543)同職に就任し、以来19年間その職にあったといわれます。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 令和6年3月1日
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