麻苧町屋台
名称
麻苧町屋台
(あさうちょうやたい)
基本情報
江戸時代
間口(柱端間、柱幅含)1.96m・奥行(前後柱端間、柱幅含)3.70m・高さ(箱棟上部まで)3.96m
指定
鹿沼市指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和47年2月29日
所在地・アクセス
麻苧町1692
所有者
麻苧町自治会
成り立ち・見所
製作に3年、242両余の大金を投じ、安政(あんせい)4年(1857)6月に完成したと町内記録にある、白木彫刻白木造屋台です。 唐破風付単層館(やかた)型で、車体は鹿沼宿の宮大工茂八が請け負い、彫刻は江戸の彫物師後藤音治郎が製作しました。見せ場の鬼板と懸魚を牡丹(ぼたん)に唐獅子の雄大な作品で飾っています。 箱棟の丸彫(まるぼり)獅子は他の屋台にない趣向で、見応えがあります。 脇障子には滝と牡丹に大小の獅子を配し、高欄飾りには旧屋台の金龍が豪華さに華を添えています。その旧屋台は、彫工磯辺杢斎親子などが彫刻を受けもった、文化(ぶんか)15年(1818)建造の彩色彫刻漆塗屋台 でしたが、明治6年(1873)に白沢(しらさわ)宿(現宇都宮市白沢南)に売却(現存)されています。
掲載日 平成22年8月24日
更新日 平成30年11月22日
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