古瀬戸印花菊文瓶子
名称
古瀬戸印花菊文瓶子
(こせといんかきくもんへいし)
基本情報
鎌倉時代
高さ27.8cm・胴径18.0cm・口径4.5cm・底径8.7cm
指定
栃木県指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和37年4月24日
所在地・アクセス
上久我
所有者
個人蔵
成り立ち・見所
人為的に欠かれた口縁(こうえん)部や、出土の際、器内に骨片があったといわれることから、この器は火葬骨蔵器と推測されます。出土地の上久我字寺畑(かみくがあざてらはた)は現在山林となっていますが、地名からもかつては墓地であったことが推測されます。上肩部に43弁の菊花文、胴上部に4個の菊花文を配し、肩にかかった灰釉(はいぐすり)は淡緑色を呈し、やや黄緑色をおびた胴下半部に数条流れています。上久我は鎌倉時代から豪族久賀氏が土着していたとの伝承があり、瓶子の出土地付近からは6基の板碑(いたび)(市指定文化財・考古資料)も出土しています。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 平成30年12月6日
このページについてのお問い合わせ先
お問い合わせ先:
教育委員会事務局 文化課 文化財係
住所:
〒322-0069 栃木県鹿沼市坂田山2-170(市民文化センター 3階)
電話:
0289-62-1172
FAX:
0289-65-6742