金銅製五鈷杵
名称
金銅製五鈷杵
(こんどうせいごこしょ)
基本情報
南北朝時代
総長24.3cm
指定
栃木県指定有形文化財(工芸品)
指定年月日:昭和61年10月7日
所在地・アクセス
鹿沼市北半田1250
東高野山医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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所有者
宗教法人医王寺
成り立ち・見所
五鈷杵は、密教では、特に重要な仏具とされ、行者(ぎょうじゃ)がこれを持ち、仏 ・菩薩の法カを得て加持(かじ)を行じるものです。
本品は、金銅製で総長24.3センチメートル、重さは800グラムあります。把(つか)の中央に鬼目(きもく)を四個つけ、その両端に蕊(ずい)のある八葉蓮弁を飾り、中央に二条のくくり紐を回しています。中鈷は四角形で手前に節を持った鉾(ほこ)をつくり、鉾先はやや鈍く尖っています。
平安や鎌倉期のものと比べて、全体に把部が大きく、鈷(こ)部が小さいほか、把の中央の鬼目部も小さく、鈷の張りも減じて力強さに欠けています。
なお、把部の蓮部には、切れ目が入って二つに切断されています。これは、もともと大師堂内の木造弘法大師坐像(県指定)の右手に握られていたことによるもので 、江戸時代の像修理の際より離して保管されてきました。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 令和3年5月26日
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