今宮神社本殿・拝殿・幣殿 附 宮殿
名称
今宮神社本殿・拝殿・幣殿 附 宮殿
(いまみやじんじゃほんでん・はいでん・へいでん つけたり くうでん)
基本情報
1681年 江戸時代
[本殿]一間社流造・向拝付・銅板瓦捧葺・桁行1間(3.26m)・梁間1間(2.67m)
[拝殿]入母屋造・向拝付・銅板瓦捧葺・桁行3間(7.45m)・梁間2間(4.75m)
[幣殿]両下造・銅板瓦捧葺・桁行4間(8.13m)・梁間1間(3.26m)
[宮殿]入母屋造・木羽葺・桁行1間(1.42m)・梁間1間(1.15m)
指定
栃木県指定有形文化財(建造物)
指定年月日:平成4年2月28日
所在地・アクセス
今宮町1692
JR鹿沼駅前「鹿沼駅前」・東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「久保町」下車50m
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所有者
今宮神社
成り立ち・見所
今宮神社の創建は天文(てんぶん)3年(1534)です。同元年(1532)、壬生綱房(みぶつなふさ)が鹿沼城を拡張改修し、その際、それまで御所(ごしょ)の森(泉町)にあった日光二荒神(ふたあらがみ)を新城の鎮守(ちんじゅ)として現在地に移し、社殿を造営して今宮と称しました。祭神は日光二荒神社と同じく大己貴命(おおなむちのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、味耜高彦根命 (あじすきたかひこねのみこと)の3神で、ほかに少彦名命(すくなひこなのみこと)を合祀しています。数度の修復がありましたが、現在の本殿は軸部に残された墨書や破魔矢(はまや)墨書、高欄擬宝珠刻銘などから、下沢村の大工斉藤宮春により延宝(えんぽう)9年(1681)に改築されたものであることが知られます。弘化(こうか)~嘉永(かえい)期 (1845~49)には、唐門(県指定文化財・建造物)が新築され、また石塚吉明により本殿に彫刻が加えられるなど、大修理が行われて、ほぼ現在の社殿となりました。本殿は屋根を除いて近世初期の神社建築の特徴をよく留め、拝殿と幣殿も 権現造の形式を受け継いでいます。
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