板碑
A・B・C D・E・F
名称
板碑 6基
(いたび)
基本情報
鎌倉時代から室町時代
指定
鹿沼市指定有形文化財(考古資料)
指定年月日:昭和43年8月1日
所在地・アクセス
上久我
所有者
個人蔵
成り立ち・見所
上久我字寺畑(かみくがあざてらはた)から出土したもので、同所からは瓶子(へいし)も出土(県指定文化財・工芸品)しています。板碑はほぼ中世にかぎって造立された板石の供養塔です。この板碑は埼玉県秩父(ちちぶ)地方原産の緑泥片岩(りょくでいへんがん) を使用し、正中(しょうちゅう)2年(1325)から文明(ぶんめい)12年(1480)頃に造立されたもので、この時期に上久我に豪族が定着していたことを示す資料です。
上部写真A
現状 完形
現状長さ 51.3cm
現状最大幅 17.0cm
銘文 正中二年(1325)十二月
二線 有
額部 無
枠線 有
天蓋(てんがい) 無
種子(しゅじ) 阿弥陀
蓮台(れんだい) 有
花瓶(けびょう) 無
上部写真B
現状 約2分の1、上部・右縁・下一部欠
現状長さ 46.7cm
現状最大幅 26.7cm
銘文 上不明、六月三日、有悦有楽
二線 不明
額部 不明
枠線 有
天蓋(てんがい)
種子(しゅじ) 不明
蓮台(れんだい) 有
花瓶(けびょう) 不明
上部写真C
現状 約2分の1、上部欠現状長さ61.0cm
現状最大幅 31.0cm
銘文 上不明、九月二十日
二線 不明
額部 不明
枠線 有
天蓋(てんがい) 不明
種子(しゅじ) 観音(阿弥陀三尊の内、二尊は欠部に)
蓮台(れんだい) 有
花瓶(けびょう) 下部一対
上部写真D
現状 約5分の3、右肩・下部欠
現状長さ 48.5cm
現状最大幅 22.5cm
銘文 応安(おうあん)三年(1370) 、下不明
二線 有
額部 無
枠線 有
天蓋(てんがい) 有
種子(しゅじ) 阿弥陀三尊
蓮台(れんだい) 有(阿弥陀のみ)
花瓶(けびょう) 不明
上部写真E
現状 完形
現状長さ 49.7cm
現状最大幅 15.0cm
銘文 文明十二年(1480)九月十六日
二線 無
額部 無
枠線 有
天蓋(てんがい) 無
種子(しゅじ) 阿弥陀
蓮台(れんだい) 有
花瓶(けびょう) 単
上部写真F
現状 約2分の1、下部・左側一部欠
現状長さ 58.3cm
現状最大幅 24.7cm
銘文 判読不能
二線 有
額部 無
枠線 無
天蓋(てんがい) 有
種子(しゅじ) 阿弥陀
蓮台(れんだい) 有
花瓶(けびょう) 不明