木造 十一面観音菩薩立像
名称
木造 十一面観音菩薩立像
(もくぞう じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)
基本情報
鎌倉時代
像高146cm
指定
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:平成8年1月16日
所在地・アクセス
鹿沼市北半田1250
東高野山 医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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所有者
宗教法人医王寺
成り立ち・見所
木造 十一面観音菩薩立像は、桧材の一木造(いちぼくづくり)、彫眼(ちょうがん)、現状古色仕上げ、像高146cmを計ります。穏やかな表情や伏目がちの眼、浅い衣文の 襞(ひだ)、奥行きのない側面感など定朝様式の特徴が見られるほか、肉髻(にくけい)部が大きく両肩に張りがあり、面長で小鼻が左右に強く張ったところ に古様があらわれます。しかし一方で、像全体のバランスや身体各部の肉付けなど、不自然でやぼったく粗野な部分もあり、この時代の地方作の特徴を併せ持っています。このことから、制作年代は、12世紀前半から中頃と推測されます。
また、安永(あんえい)9年(1780)の墨書銘があり、当時、宇都宮を中心に活躍した、高田家6代の運應と亀治浪が修理したことが記されています。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 令和3年4月15日
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